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ドル高、円高の行方
[2008.09.05]


 外貨が軒並み、ドル高、円高のトレンドになっている。直近で取り上げた豪ドル、ユーロは当然のこと、NZドルやポンドの下げも厳しい。また、同じく目立っていないが現実に激しい下落になっているのがアジア通貨である。ウォンは4年ぶりの安値をつけ、タイの政情不安に後押しされる形でインドネシア、マレーシアなどの東南アジア通貨も下落している。かねてから弱気見通しで捉えていた世界経済の減速が、誰の目にも明らかな形で通貨に反映されてきている。
 ドル高については、原油の下落が後押しをしているが、これがいつまでも続くとは思えない。11月の大統領選挙の前後がトレンド転換の節目になりやすくなるのではないだろうか。また、原油の行方も大きな影響力を持つが、これについては9月16日発売のBIG TOMMOROW(青春出版社)別冊「ビッグ・マネー」でも取り上げているので、ご覧いただきたい。
 また、直近でドルに影響を与えるであろう注目は経済指標はもちろん、9月3週目に続く大手銀行の決算発表も注意が必要ではないだろうか。リーマンブラザーズは、韓国政府系銀行の買収のニュースも取り沙汰されており、深刻な経営悪化が噂されるが、これは一社だけの問題ではなく、サブプライムで痛みを追った銀行の厳しい現実は、まだまだこれから表に出るのではないかと予想される。
 円高については、首相の突然辞任も為替市場はスルーする程度に日本の政治に注目が薄く、あくまで他国の情勢が悪いから、結果円が買われるというだけの円高が続くだろう。
 
 


※この原稿は水曜日時点で作成されたものです。


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