「FX」についての認知度は、日を追うごとに高まっています。その中で、実際にトレードをしている人たちは、まだ証券投資に比べて非常に少なく、まだまだ顧客獲得、発掘の大きなマーケットとして注目され、業者の参入も止まりません。
先般は、伊藤忠商事系列のFXプライムが株式市場に上場し、FX取引会社の飛躍が高まってきましたが、その反面厳しい現実も直視できません。
東証に上場しているトレイダーズ証券の子会社である、トレイダーズFXが今月初旬に事業の休止を発表しました。これは、FX取引で業者の手数料収入ともなる「スプレッド」を0にして、大々的にキャンペーンを張っていたものが、実際にスプレッド0では利益が立ち行かなくなり、事業の見直しをせざるをえなくなるまで追い込まれたということです。
FXでは、通貨を売買する際、売値と買値が違います。これは、外貨の両替をする際でも、TTBとTTSというものがありますから、理解しやすいのではないでしょうか?FXでは売値と買値の差が、手数料0円時代の業者の売り上げになりますから、これを縮めて顧客に還元することは、顧客にとって取引コストの削減となり受け入れられました。加えて同社では、レバレッジを最大400倍にするなど、アクティブなトレーダーにとって使いやすさを打ち出していたのですが、これらが結果として首を絞めることにつながったのです。
しかし、厳しいのは業者ではなく、突然取引を休止された顧客側です。まして上場企業の子会社であれば、顧客も安心して利用していたことでしょう。
このような破たんや休止は相変わらず止まりません。厳しく業者を選定する目が顧客にも求められているのです。過剰なサービスには一歩引いた姿勢も必要でしょう。
※この原稿は水曜日時点で作成されたものです。
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