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協調利下げにつながるか
[2008.10.10]


 7日(火)、RBA(豪中銀)は異例の1・00%利下げを決定しました。これはサプライズな数字で、すぐさま豪ドルは売られましたが、すかさず買いが入り、ドル円、クロス円全般に大幅反発の形になりました。この異例の大幅利下げを受け、各国の中銀が協調利下げを行い、金融不安解消に乗り出すのではないかという思惑が立ち、各株式市場はプラスに反応しました。問題はこの材料の持久力です。アメリカの金融安定化法案がほぼ空振りに終わり、マーケットは拠りどころが無くなっています。ユーロ円は2006年来の安値を記録し、イギリスポンドにいたっては、通貨危機以来の安値を見せました。ポンド円は月足チャートでも、1995年、2000年に付けた安値を結んだ下値の抵抗ラインを突破し、180円を割ってきました。この180円は、中期的なポンド円の下値の目安として雑誌でコメントをしたことがありましたが、まさかこんな異例の速さで突破するとは驚きました。また、そこで下げ渋ったのならまだしも、完全に抵抗ラインを割り込んでいますから、一旦反発場面はあると思いますが、中長期トレンドは、下値を模索する展開になるのではないでしょうか。
 どちらにしても、このRBAの異例の大幅利下げは、一旦は協調利下げとなって、今週の英中銀のMPC、そして29日のFOMCの利下げにつながる可能性が高いです。その前に今週10日からはG7が開催され、ここでFRBは前倒しの利下げを断行するなんてこともあるかもしれません。
 いったんは反発の戻り場面を作ってくれると思います。そこは短期円売りで対応し、次のトレンドを見て、また再び大勢円買いに傾くことになるのでは?
 いずれにしても非常に乱高下の激しい、動きの早い展開ですから、機動的にいきましょう。



※この原稿は水曜日時点で作成されたものです。


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