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次のチャンスを待つ
[2008.10.24]


 為替市場全体はレンジに入ってきました。久しぶりに一服ですね。ここでは、次に狙っていく通貨ペアについてゆっくり考える時間になりそうです。
 昨今より注目はユーロであるというお話をしてきました。ユーロは今年対円で170円の高値を付けて失速していますが、ドルをはじめその他のクロス円はほぼ昨年中に高値を付けて下げトレンドに転じてきていましたので、ユーロの下げ転換は遅いのです。つまり、下げ余地はまだまだある。加えて今、金融不安の中で、欧州小国が単一通貨からユーロへのシフトを叫び始めています。足腰の弱い小国を巻き込んで、ユーロのアキレス腱が増えないかな?という目で見ています。
 騰落率を見てみましょう。ユーロ円は▲22・3%(ポンド円▲33・9%、豪ドル円▲39・7%)、ユーロドルは▲17・4%(ポンドドル▲20・6%、豪ドルドル▲35・7%)と、他の通貨と比較しても、まだまだ緩い下落率です。
 またドル円も、意外に▲22・9%と、ユーロ円とさほど変わらない。
 そういう観点から、ここからは二大基軸通貨に大きく的を絞って良いのではないでしょうか。当然、下げトレンドです。
 世界経済が金融恐慌となるならば、この2強への負担は大きくなります。まだまだ下げ余地を見込めるのであれば、あえて冒険をしなくとも、情報量もボリュームも格段に大きい通貨でトレードするに越したことはありません。
 逆に避けたいのは、新興国通貨などボリュームの小さい通貨です。これまでは高金利で人気のあったアフリカランドも、先週ついに対円で10円を割り、2000年の安値を下回る史上最安値を更新しました。また、アイスランドのような国家破たん状態や深刻な財政不安の可能性を秘める国もあるかもしれません。
 いずれにしても、突然の乱高下の可能性は依然高いですから、取引は小さく機動的に行っていきましょう。



※この原稿は水曜日時点で作成されたものです。


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